－第五十回－

*Vietnam＿『Chocolate_Time』* 

ヴァレンタイン直前、チョコレート特集！

今年は気になる彼にチョコレートを渡すというあなた！

そんなの恥ずかしい！というあなた！

義理なんだからねッ！といいながら本命チョコのあなた！

お、お前に貰ったって、う、嬉しくねぇよ。のオレ！

と、とりあえず受け取っときなさいよね！の (妄想)  彼女！

今年は気合入れて手作り♡のあなた！

とりあえず義理チョコという名の投資をするあなた！

放課後、校舎裏ね。のあなた！

何だよ、急に校舎裏来てって…。のオレ！

今日ってあれじゃん...あの、チョコの。の (妄想)  彼女！

え、あ、そうだっけか。（冷静を装う男。）のオレ！

コレ、食べて！（顔を赤らめながら走り去る女。）の (妄想)  彼女！

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２月１４日、ヴァレンタインデーというのはそういう妄想をする日です。

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カカオからチョコレートまで。

　スタート！！

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ここはカカオ農園

カカオの花が咲き

実ができる

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成長するとこんな感じ

これがカカオポッドと呼ばれるもの

カカオの実は年中取れる

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収穫

黄・オレンジ・紫・黄緑・青

カラフル

中からカカオ豆の産声が聞こえる。（病）

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カット

甘味と酸味、マンゴスチンに似ている

でも、それよりもっと強い味

大きい種があるので生食できるのはほんの少し

生食にjは向かないみたい

すっごく美味しいけど

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種の中は紫

これが発酵すると黒く変わる

希望の星

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発酵

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発酵はバナナの葉を被せて

ワインの醸造所とよく似た香り

中は温かく保たれている

発酵により自然に熱を発生させる

保育園に入れられた幼子のよう

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カカオワイン

甘い、デザートワインのよう

カカオ農園でのみ嗜まれている

至福

発酵の過程で取れる

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一週間の乾燥

豆の反抗期

一週間くらいで丸くなる

この時点でカカオ豆はチョコレートになろうとしていた

何でもそう

気持ちが大事なのよ

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カカオ用ギロチンカッター

このマシンでカカオ豆を縦半分に切る

断面から発酵具合、乾燥具合、味を確認

豆の内面を見る

豆の本当の気持ち

本当にチョコレートになりたいの？

そういうマシン

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ヴェトナムのチョコレート MAROU のオーナーVincentさん

豆の内心チェックまでやるメーカーは少ない

オーナーは水も飲まずにこれでもかとカカオを味見していた

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購入した豆は工場に運ばれる

ちょっぴり緊張気味の新入豆社員

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焙煎

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冷却

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社会の荒波に揉まれる豆

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美味

この焙煎カカオ豆を肴にウィスキーが飲める

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粉砕

したものが "カカオマス"

甘味さえ無いもののすでにチョコの香りを放っている

カカオ豆のチョコになりたいという夢に一筋の光が見える

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48時間のコンチング

ローラーを回しながらプレス

熱くなり、油分が溶けて滑らかなチョコレートになる

これがなかなかハードらしい

夢の実現までもう少し...頑張れ...豆

ここで砂糖が入る

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乙女の敵

テンパリング（温度調整）

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後

型に流す。

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パッケージング

大量の板チョコが一つ一つ丁寧に手で包まれる

恋が成就しますように

恋が成就しますように

と

包まれる豆が祈る

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チョコレートのできあがり

ヴェトナムで感動したチョコレート

それぞれのチョコレートに特徴があって、どの味にも驚かされる

今年のヴァレンタインには日本でも販売しているそうです

大切な彼に

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MAROU