-第十三回-
*Bosna i Hercegovina_『Mostar』*
フランスから自転車で帰国中でありますが
先日、ボスニア・ヘルツェゴビナ入りを果たし
現在、Mostar(モスタル)という街に居ります
まずは早速、噂のĆevapčići(チェバプチチ)を頂く事に
肉団子とさらっとどっぷりオイルに浸けたピタパンが炭火で焼かれてます
どこも注文してから焼いてくれるのが嬉しいですな
時間はかかるもののもう少しの辛抱だ
そういえばクロアチア初夜もチェバプチチだった
泊まらせてくれた人と夜中に食べに行ったんだ
あの時のパンのオイリーさには衝撃を受けたよ
パンを食べているのかオイリーを食べているのか分からなくなるくらいのオイリー
(フォークがぶっ刺さってますけど...)
やってきました噂のチェバプチチ
クロアチアでも食べたんじゃないの?
そう思ったそこのオシャレなあなた!
クロアチアのチェバプチチは豚×牛
ボスニア・ヘルツェゴビナは羊×牛
ココ!大事なのでメモしておくように。
ボスニア・ヘルツェゴビナはトルコの影響がかなり強いようで
宗教上、豚チェバプチチはないようです
ボスニアチェバプチチの方が肉肉しくて美味ー
そして今回はそこまでオイリーでは無かった美味美味
さて、お腹も膨れたところで街を歩いていると...
早速現れました、弾丸ハウス
15年前の内戦の跡です
街中こんな感じ
ポツポツ綺麗な家があるものの改築されずそのまま残っている家が沢山あります
ビルまでこの通り
普通に崩壊しそうで危険です
こんな家やビルは少なくないです
ココは昔ショッピングセンターだったらしい
なんとも渋いショッピングセンターだこと
イオンもビックリだよ
コレはアレだよね
小さい頃はみんなでよくやったよねコレ
あー懐かしいなぁコレ
白と黒のこのコレ
あいつが強かったんだっけ
縦に白と黒をこう並べてさ
あの並べきった時の達成感...
っていうかまだコレあったんだね!!
ソコだよね(笑)
あー...なんか久しぶりに見たら皆で並べたくなってきた
あー......コレ...何なんだろう...
謎のテーブルゲームはそっとしておいて
ツーリストエリアに行くと...
コレは何?
35€
。。。
コレは何?
20€
。。。
おいっアンタ、頭の中はお金しかないのか!
そう突っ込みたくなったが まぁいい
これらでコーヒーやチャイを入れたりスパイスを挽いたりするのだろう
左下のは花器だ
トルコの匂いがプンプンします
ちなみにこれらが売っているのはツーリストエリアのみだ
ボスニアン リカちゃん
ヒジャブっていうのかな?被り物がいいね!
女の子が食いつくこと間違い無しだ
さて、ボスニア料理をもう一つご紹介しよう
こちら、burek(ブレク)
薄ーく延ばした生地に挽肉を詰めてクルクル巻いて焼いたモノ
挽肉以外に
Sirnica(スィルニッツァ)-チーズバージョン
zeljanica(ゼリャニッツァ)-ほうれん草バージョン
Krompiraca(クロンピラッツァ)-じゃがいもバージョン
とバリエーション豊か
ココはブレク専門店
ブレクしか置いてませんが客は引っ切り無しにやって来ては
ブレクを食って出てゆきます
いつ行っても出来立てを食える事だろう
コレは肉?
イエス。
じゃあコレ
で、やって来たのがほうれん草っていうね。
何も聞いちゃいないよ
ビックリだね
コレは何?
ヨーグルトです
ぉお、なんだ、自家製ヨーグルトを売っているのかぁ
気になるなぁ...
コレは食べておかないと...
あの...コレも下さい。
おぉっ?!
下になんかあるぞ
おい
下にブレクがいるぞ
今度はヨーグルトと言っておいて挽肉が来たぞ
なんなんだ
おい
全く親切心に欠ける接客応対だぜ
ビックリだぜ
そんな感じだぜボスニア・ヘルツェゴビナ
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お菓子もかなり面白いボスニア・ヘルツェゴビナ
トルコの影響をガンガン受けたボスニア・ヘルツェゴビナ菓子は
“THE PASTRY TIMES”vol.3(9/10発刊)でお届けしよう
乞うご期待
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